「音楽を取りもどせ!コミック版 ユーザー vs JASRAC」
城所岩生
みらいパブリッシング
https://www.amazon.co.jp/dp/4434260715/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_h288CbBYW03SE
「はじめに」にこうある
「『ラブひな』『ネギま!』などの作品で超人気の漫画家 赤松健氏は「スポーツでも何でもアマチュアの裾野が広いほど、プロは強くなります。・・・中略・・・裾野を狭めるとマンガの質が落ちて、面白くなくなる」と指摘しています(サンデー毎日2013年4月7日号)
2017年2月、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)が「音楽教室」で演奏される楽曲についても著作権料を徴収する」という方針を発表しました、要するに音楽教室で先生が生徒にお手本として聞かせる演奏や、生徒がレッスンでひく演奏からも著作権料を徴収するというものです。」
このJASRACの行為は、赤松氏の主張とは、逆行するもの。
この著者はもとより、著作権の問題を研究し
数々の著書を刊行している
そして、このJASRAC問題に関しては、3冊目の著書になる。
音楽教室が舞台にだけに、
お母さんにも子どもたちにもこの問題をわかりやすく伝えたいということで
今回は、コミックで伝えている。
主人公も学生で、身近なできごとにも、「著作権」の問題が隣接していることを
わかりやすく語ってくれている。
一昔前は、音楽は、レコード化、テープか、CDか
お金を払うことで、聞くことができた。
今は、YouTubeなどではタダで音楽が聴ける。
だからこそ。どこまでが、権利侵害なのか、権利侵害ではないのかわかりにくい。
そもそもの著作権は文化を守るためにあるはずなのに。
いきすぎると、文化を死滅させそうだ。
本来、権利は一人一人が持っている
なのに、権力者が持つ権利ばかりが主張される
お金も権力も影響力も大きいからだ。
「力を持つ者は、責任がある。
他者の権利を守る責任がある」
とは
スパイダーマンが言っていたんだっけ?
格好いい権力者が現れないかと思う。
政治家も、権力者も、日和見主義は格好悪いんじゃない?
ヒーローになろうよ、かっこつけちゃいなよって思うけど。
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