戦略的休暇: 休むほど成果が出る新しい働き方

『戦略的休暇: 休むほど成果が出る新しい働き方』
船見敏子
ぱる出版
https://amzn.asia/d/by2R0OR

人は、言ってみれば「動物」。
食べて、動いて(働いて)、頭を使って、遊んで、そして休む——
このサイクルの中で子孫を残し、進化してきました。

働きすぎも、休みすぎも、食べすぎも、
“過ぎたるは及ばざるが如し”。

本来はバランスがすべてのはずなのに、
いつの間にか現代人は「休むこと」が
極端に下手になってしまった気がします。

長時間労働が社会問題として
大きく扱われるようになった転換点は、
やはり電通事件でしょう。
あれは「電通だけの問題」ではなく、
時代の価値観が大きく変わりつつあった象徴だったと思います。

私は個人的に、
「休めないってどういうこと?」
という不思議さがずっとありました。

基本は仕事大好き人間ですが、
“働かされていた”という感覚の記憶がなく、
疲れたら普通に休んでいたからです。

でも、それは単に私が恵まれていただけかもしれません。
比較的ベンチャー寄りで、
“創る仕事”を自由な環境で続けられた、
特殊な状況だったのだと思います。

多くの人は、「休めない」組織体質や、
“空気”という名の呪縛の中で疲弊していく。

そもそも組織自体が
「労働することを目的にする文化」
から抜け出せないままでは、
生産性も人も弱っていくのは当然です。

だからこそ、まずリーダーが率先して、
「戦略的に休む」勇気を持つこと。
その姿勢が、組織の文化から変えていく。

「うちは問題ない」と思うチームにも、
この本は必ずヒントになります。

休むことで、生産性もパフォーマンスも上がる。
それを“仕組みとして”実践できる一冊です。
すべてのビジネスパーソンに読んでほしい本です。
(終)

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