書籍編集者 城村典子のブログ

プロフィールは「へん」だと言われるのは称賛?

 

写真の「へんないきもの」の本は、2004年初版発行。
著者、早川いくをさんは、
今は、「へんないきもの」の第一人者として
 
へんないきざまをツイートしていますが。
 
この本に登場する生き物たちからすれば、
それぞれ、まじめに生きているわけで
 
勝手に人間臭い解釈で
自分たちをへんないきものと呼ばれているのは
迷惑な話でしょうけれど、
 
でも、おそらく、彼らが人間の言葉が
わかったとしても
「へんないきもの」と呼ばれていることも
意に介さないほど、
まっすぐ生きているように思います。
 
このエピソードにかぶせて
「プロフィールは、へん と言われるのがいい」
と言っているのは、
 
優等生なプロフィールよりも
「わあ! へん!」って言われる
プロフィールの方がおもしろいという意味です。
 
優等生なプロフィールは
「だから、それで?」ということになりますが
 
「え~、なんでこんな経歴なの?」
「どうしてこういう人生を歩んでいるの?」
 
っていう
プロフィールの方が、くいつきますよね?
 
自分って、こんなこと一生懸命してきたんだ!
こんなことこだわってきたんだ
っていう、ものがみつかったら
 
大きく著者に近づいたっていうことかと思います。

 

 

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