書籍編集者 城村典子のブログ

著者になるってどういうこと?

ここ1~2か月の間に
いろんな方から、沢山の企画書を送っていただいています。
うれしいことです。
最近、「著者」という仕事は、
「なかなか訓練する場が少ない」と感じます。
プロの世界では、一流と呼ばれる人が
様々な努力をして、さらに、勉強しつづけます。
すでに、成功している人もさらに高みを目指して、
セミナーを受講したりコーチをつけたりしています。
しかし、ビジネスや実用書の著者という分野においては、
なかなか訓練する「場」がない、と感じます。
小説や、エッセイなど、文芸の分野では、
自らの文芸の「芸」を磨く方法があると思いますが、実用書や、
ビジネス書においては、文芸作品のように
「芸」で勝負しているわけではありませんので、
実体験を積み、ビジネスのノウハウをや考え方などを拡げ、
極めていくしかありません。
実業をしながら本を書く・・・ということでは、
なかなか執筆の時間をとる事さえも難しいと思います。
でも、私の実感、経験からいうと
著者が本に向き合うスタンスによって、
本の濃さは全く変わります。
本は、著者の時空を超えた分身です。
著者の代わりに勝手に世界を飛び回り、
夜昼なく、言いたいことを喧伝してくれます。
本の文章や内容は、
自分がコントロールできるメディアですので、
どうしたらよりよい自分の分身が作れるか、
真剣に考えるべきです。
もちろん、そのお手伝いをするのが
編集者でもあります。
本を作り、出す、自分なりの方法論や
コツを身につけないで出すことは
本当にもったいないことです。
何冊も本を出した経験のある人であれば
要領がわかってきて、ライターを頼むなどして
作業を分担する方法なども心得てくるでしょう。
濃い文章をアウトプットするコツを
だんだん掴んでくる、
ということもあると思います。
「おまかせ」ではなくしっかり向き合うことで、
執筆も出版(の総体も)うまくなってくるのです。
私はいつも「主体的な著者になってほしい」
という思いで、このメルマガの発信をしています。
ところで
「私が著者になる授業」というタイトルも、
そんな思いからきています。

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