書籍編集者 城村典子のブログ

著者になるきっかけ

1年間に発行される書籍の刊行数は現在約8万点。
この中には、小説も、専門書も、論文のような本も含まれているわけですが
このうち1/3が新人だとすると、その数は2万4千人ほど、という計算になります。
私が、統計をとったわけではありませんが、
新人の著者が2冊目以降を続けて出せる確率はとても低い。
10%以下だと言っている人もいます。
その理由の大きなひとつとして
私は、著者道を歩むための、情報が少ないことがあるかと思います。
情報を取り入れるために
「先輩著者の話を聞こう」とか
「直接編集者とパイプをつくろう」
というのも、間違っていないとは思いますが、
正しい情報を仕入れるには、1人や2人ではだめで
私は、最低それぞれ10人の意見は聞かないといけないと思います。
そうしないと、かえって危険だと感じています。
というのは、それほど、意見に偏りがあるからです。
そしてそれらの意見を吟味して
最終的には、著者としての自分の戦略を持つ必要があります。
その戦略は、コンテンツの内容や、
仕事の環境、マーケットの環境、自分のビジネスの戦術によっても
変わりますし、
出版社、版元によっても、コンテンツの評価や
企画をつくりあげる方向性、販売の考え方も違うので、
柔軟かつ強い意思によって著者自身が決めます。
周囲の意見を聞く時のポイントは、
編集者は所属する会社、また当然人によって考え方が違うので、
出版社の特性 × 編集者の個性 で意見を言っていると捉えることです。
ひとつの企画に対して、時には真逆の回答もあったりしますし
伝え方もそれぞれ独特ですから、言葉をそのまま捉えるのではなく
解釈する必要があるのです。
(例えば、典型的な例としては
   ダメだしを何度もしてくるときは、可能性を感じているとか)
なるべく、著者自身が正しい判断ができる情報を取り入れるように
著者自身も意識するとよいと思います。

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